メンタリストDaiGo 人生の後悔を半分以下に減らす心理学的手法


人生の後悔を半分以下に減らす心理学的手法

人間誰しも後悔をするもの。重い後悔と軽い後悔があるが、人間はどんなことに対して大きな後悔をしてしまうのかを紹介。

 

後悔の種類

後悔には大きく2種類が存在する。1つ目は理想への後悔。自分が生きたいような人生が生きられなかった、なりたいような人間になれなかったという後悔。自分の夢を追い求めなかったことへの後悔。2つ目は義務への後悔。やるべきことをできなかったというタスクに対する後悔。

重くなる後悔

研究の結果、人間が抱える後悔そのものに偏りがあった。大半の人は、理想への後悔を持っていた。一方、義務への後悔を持っている人は少なかった。後悔のうち半分以上は理想に対する後悔であった。

つまり、やるべきことをやらなかったことに対するダメージは短期的には大きいが、それによって大きな損失を今でも引きずることは少ないということ。一方、理想に対する後悔は取り戻せないため、後々大きなダメージが出る。

また、人間は理想を追求する行動よりも義務を履行するための行動を優先しがち。前者は、具体的に何をして良いかわからないため先延ばしにしやすい。後者はやることが明確なので手をつけやすい。つまり人間は、やりやすいという理由で前者よりも後者を優先して行なってしまう。その結果、人生に重く残るのは理想に対する後悔となる。

大きな後悔をしないために

人生の後半に大きな後悔を感じないために、1日のうちの一定の時間を理想追求のための行動に捧げることが大切。

人間は理想を高く持つため、完璧主義になる。環境が整わないとチャレンジできないと考え、先延ばしにする。そしてあまりに理想と現実との乖離が激しく絶望する。

このような事態を防ぐためには、自分が現状できないこと、ありのままの自分を受け入れる技術が必要。これをセルフコンパッションという。これを身につけることで先延ばしを防ぐことができるようになる。