短い休日
休みの日の空は、色が変わるスピードが異常に速い。
最近ポケットモンスターブラックのポケセン封鎖企画を始めた加藤純一によって、
オススメされて観始めたプリズンブレイクの主人公、マイケル・スコフィールドによって、
私の念願の休日は光の速度で過ぎ去ってしまった。
気づけば辺りは真っ暗。明日は仕事か。
年5日の有給休暇取得義務を果たしていない私は、来週の月曜に休みをもらうことになっている。つまり、明日1日だけ仕事すればまた週末の3連休を迎えることになるから、ぶっちゃけ人生easyモードだ。
そうは言いつつも、明日1日だけの仕事がどうにも億劫で、朝を迎えるのが憂鬱だ。
仕事、仕事、仕事...
毎日働き、小休息を挟みながら終わりの見えない道を歩き続ける我々は、どこに向かっているのだろう。
なぜ働くのだろう。なぜお金を稼ぐのだろう。なぜ生きるのだろう。
人生の目標なんてもの、あるのだろうか。
目標を持っている人が偉いとか、かっこいいとか、モテるとか
確かにそうなんだろうけど、そうじゃない人はいけないのかな。
楽したいとか、働きたくないとか、生きているのがめんどくさいとか考えるのは悪いことなんだろうか。
こんなことは、私が恵まれた環境にいるからこそ言えることだ。
親から何不自由なく育ててもらったからこそ、お金を稼いで少しでも親孝行したいと思っている。
けど、仕事の日々を生きる中で、たまに逃げ出したくなる時がある。
いつまでも暖かい布団の中で眠っていたい時がある。
毎日が戦いだ。平日の朝を迎えるのが怖い。
勝てるか負けるかギリギリのところで、日々戦っている。
さあ、開戦の時は近い。
最後の夜をお酒とともに過ごし、思う存分、現実を忘れよう。