メンタリストDaiGo 切れかけたやる気と集中力を復活させる方法


切れかけたやる気と集中力を復活させる方法

「集中力が続かない」「やる気が戻ってこない」などの悩みを抱える人は多い。集中力の波をコントロールし、落ちてきた集中力を戻す方法がある。

人間の脳は、終わりが見えないものに対しては頑張れない構造になっている。逆に言えば、終わりが見えることによって頑張れるということ。本を読む際も、紙の本の方が頭に入りやすいし、キンドルよりも早く読み終わる。これは、紙の本では終わりが見える、あともう少しで終わるという感覚が脳のパフォーマンスを上げてくれているからだ。どれくらいで終わるかが遠すぎるとやる気がなくなるが、やる気が落ちてきたときに「あともう少しで終わる」という感覚を持てるあたりに集中時間を設定することが有効である。

このテクニックを活用するための方法が2つある。

自分の集中できる時間を把握する

大切なことは自分の集中できる時間を把握すること。15分で集中力が切れるなら、その15分の集中が終わるくらいのタイミングで残りの作業が全て終わりそうな量を残しておけば良い。15分で30ページの本を読めるとするならば、30ページ読み終わった段階で残りが5ページならば、もう一踏ん張り集中することができる。この状況を意図的に作り出すことが有効である。この積み重ねにより、人間の集中力は少しずつ伸びていく。

自分の集中力を知る方法は、ストップウォッチを使って2週間程度自分の集中時間を計測すること。これにより自分の平均的な集中時間を知ることができる他、曜日による集中力の違いも把握することができる。自分の集中時間を把握することで、目標とする仕事を終えられなかったことに対する自己嫌悪に陥ることも減る。

 集中力の最低時間を知る

自分が一番集中できないときの集中時間を知っておくことも大切。集中力の最低時間を知っていることで、その時間を単位として仕事の予定を組むことができるし、最低時間でできる行動を考えておくこともできる。最低時間でできることがわかっていれば、やるべきことを先延ばしすることが減る。